Wrikeとは
こんにちは、ウェブディレクターの清水公太です。
この記事では、比較的老舗ともいえるプロジェクト管理ツールのWrike(ライク)をご紹介します。
![](https://cdn.wrike.com/image/__cdnu/illustration_abstract_rebrand-meta-pic_shapes_electric.png)
Wrikeの基本情報
プロダクト名 | Wrike(ライク) |
運営企業 | Wrike, Inc |
公式サイト | https://www.wrike.com/ja/ |
プロダクト提供開始年 | 2007 |
無料プラン | あり |
Wrikeの概要
Wrikeはカリフォルニア州に本社を構えるWrike, Inc.が提供するサービスです。
Wrikeはそのサービスをワークマネジメントツールと位置付けており、プロジェクト管理を含むあらゆる業務を効率的に遂行するためのツールとして開発されています。
Wrikeは2006年に創業され、翌年2007年にベータ版がリリースされています。
2006年というとRedmineのv0.1.0が公開された年ですので、Wrikeもプロジェクト管理ツールとしては老舗の部類に入るのかもしれません。
とはいえ、Redmineのように古くから日本で使われてきたツールかと言うと、そのような印象がありません。個人的な印象ですが。
Wrikeは2021年にアメリカの大手テクノロジー企業であるCitrix Systemsに買収されたのですが、そのあたりから日本でも急速に認知されたような印象があります。
2022年5月には、海外で高い信頼を得ているソフトウェアのレビューサイト「TrustRadius」で2022年に最も高い評価を得たサービスに贈られる賞「TrustRadius 2022 Top Rated Awards」の「プロジェクト管理」「クリエイティブ管理」「エンタープライズマーケティング管理」「プロフェッショナルサービス自動化」などの様々なカテゴリで賞を受賞しました。
サービスは日本語対応もされており、日本国内の企業でも導入事例が増えてきています。
![](https://news.mynavi.jp/techplus/article/20211130-2208152/ogp_images/ogp.jpg)
Wrikeができること
概要
Wikeは「ワークマネジメントツール」の名の通り、様々な業務に対応できる柔軟さが魅力です。
視覚的にデータベースを構築し、ワークフローに応じた自動化を直感的に作成できるノーコードツールとも言えます。
以下に、Wrikeでできる事の一部を抜粋しますが、プランによっては「アイデア次第で何でもできそう」というのが利用してみた所感です。
- ガントチャートをワンクリックで作成
- ワークフローの自動化 : タスク間の依存関係の設定により、連動するタスクのスケジュール調整を自動化できる
- コンテンツと文書の管理
- バーンダウンチャートをはじめとした作業量の視覚化と管理
- 用途に応じたプロジェクト管理のテンプレート
- 詳細なアクセス権限の付与
- レポート作成と通知
- タイマー機能を利用した労働時間管理
次に、主要な機能をスクリーンショットとともに紹介いたします。
用途に応じたテンプレート
Wrikeでは、業務管理のためのテンプレートがいくつか用意されています。
一般的な汎用テンプレートから、具体的な業務用のテンプレートまで用意されています。
![Wrikeのマーケティング関連のテンプレート](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-57-1024x509.png)
![Wrikeのエンジニア・IT業務向けのテンプレート](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-58-1024x508.png)
他のプロジェクト管理ツールに比べるとテンプレートの数は少なく感じますが、Wrikeの成長スピードを考えると、今後充実していくと思います。
テンプレートの例: サービスデスク
サービスデスクのテンプレートのスクリーンショットを紹介いたします。
このテンプレートは、顧客からの問い合わせをチケット制で管理するための構成になっています。
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-60-1024x441.png)
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-61-1024x401.png)
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-62-1024x520.png)
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-59-1024x228.png)
テンプレートの例: キャンペーン管理
マーケティングキャンペーンを管理するテンプレートの例です。
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-63-1024x479.png)
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-64-1024x436.png)
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-65-1024x457.png)
自動化機能
自動化機能では、プロジェクトやタスクに対するステータスやアクションをトリガーとして、別のアクションを自動的に実施できます。
以下の例では、「タスクが7日経過してもステータスが変更されなければ、関係者にコメントする」という自動化を作成しています。
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/image-66-1024x457.png)
この機能を利用すれば承認プロセスなども自動化できそうです。
ワークフローの管理
プロジェクトに応じたタスクのワークフローを作成できます。
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/wrike-workflow-1024x511.png)
営業日・勤務日の設定
これは他のツールでは見ないWrikeのユニークな機能のひとつで、チーム/組織としての営業日やメンバー個々人の勤務日を設定することができます。
![](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/wrike-worktime-1024x517.png)
アプリ連携
様々なアプリとの連携が可能です。接続できるアプリは400を超えるようで、よく使うあらゆるアプリと一緒に効率的な仕事ができそうです。
また、WrikeではWrike Syncという、Wrikeとそのほかのアプリ間の相互同期機能も提供されています。これはとても嬉しい機能ではないかと思います。
![Wrikeの3rdパーティー製アプリとの連携画面](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2022/06/wrike-apps-1-1024x521.png)
![Wrikeの3Wrike Syncのメニュー画面](https://productivego.space/cms-wp/wp-content/uploads/2024/01/image-2-1024x272.png)
Wrikeは非常にできる事が多いので、あらゆる業種業界において、生産性向上が見込める柔軟性の高いツールです。
ここで紹介した機能はまだ一部ですので、公式サイトを見て、どんなことができるか、ぜひチェックしてみて下さい。Wrikeには無料プランも用意されていますが、有料プランの試用期間も用意されていますので、詳細な機能を前もって試すこともできます。
![](https://cdn.wrike.com/image/__cdnu/illustration_abstract_rebrand-meta-pic_shapes_electric.png)