マネーフォワード クラウド – 経理・確定申告を効率化・自動化する総合経理プラットフォーム

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目次

マネーフォワード クラウド (個人向け)とは

今回は会計ソフトのマネーフォワードクラウドをご紹介します。このページでは個人向けのサービスについて紹介しますが、企業向け版も提供されています。

解説の中に企業版の特徴にも少し触れています。

基本情報

プロダクト名マネーフォワード クラウド (個人向け)
運営企業株式会社マネーフォワード
公式サイトhttps://biz.moneyforward.com/tax_return/
プロダクト提供開始年2012
無料プランなし(一部プランの無料トライアルあり)

最新の情報は公式サイトをご覧ください。

概要

マネーフォワード クラウド (個人向け)は、個人事業主や副業で収入を得ている方向けの国産の会計ソフトです。

運営元は東京に本社を置く株式会社マネーフォワード。

個人向けのマネーフォワード クラウドでは、確定申告にまつわる機能が搭載された「マネーフォワードクラウド確定申告」を軸に提供されていますが、会計業務や見積もり~請求業務、経費精算といった、日々の経理作業に必要な機能も統合されていますそれぞれの機能を連携する事で、より経理を効率的に行う事が可能になります。

スマートフォンアプリも提供されています。

Googleトレンドの動向

日本

マネーフォワードのGoogleトレンド(日本)
マネーフォワードのGoogleトレンド(日本)

世界

マネーフォワードのGoogleトレンド(世界)
マネーフォワードのGoogleトレンド(世界)

Freeeと同様に、2010年代から堅調に関心を集めているサービスであることが分かりますね。

Googleトレンド(英 : Google Trends)は、ある単語がGoogleでどれだけ検索されていたのかを視覚的に表示するツールです。
ここに表示される数値は検索数ではありません。
例えば、100の値は、その単語が検索されたピークを意味します。50の値は、その単語の検索人気が半分であることを意味します。スコア0は、この単語のデータが十分でなかったことを意味します。
上記のGoogleトレンドの検索データは世界中での検索が対象となっています。

できること

様々なサービス(ソフト)をすべて利用できるようになります。

出典: 「マネーフォワード クラウド メニュー選択画面」(マネーフォワード クラウド)
https://erp.moneyforward.com/

個人向けのMoney Forward クラウドでは、以下の経理サービスが利用できます。
それぞれが独立したソフトになっていますが、しっかりと連携されています。

  • クラウド確定申告: 売上や経費の仕訳を行い、確定申告までできる
  • クラウド請求書: 見積書、納品書、請求書の発行ができる
  • クラウド経費: 経費精算を効率的にできる
  • クラウドBox: 電帳法対応。電子書類の簡単アップロード、充実した検索機能でペーパレスを実現。
  • クラウド債務支払: ワークフロー、APIで支払業務をペーパーレス化
  • クラウド勤怠: 従業員の勤怠管理
  • クラウド給与: 給与計算の管理
  • クラウド年末調整: 申告情報の収集、還付追徴額の計算、電子申告まで
  • クラウド社会保険: 必要書類の作成から電子申請まで対応
  • クラウドマイナンバー: スタッフのマイナンバーの管理
  • クラウド契約: 紙とハンコでおこなっている契約締結をオンライン

基本的には、個人で業務を行う場合は「クラウド確定申告」のみでも効率的に会計業務が行えますが、その他のサービスを利用することで、より効率的に業務を行えます

主要なサービスを見ていきましょう。

クラウド確定申告とできること

クラウド確定申告は、事業取引の仕訳を行い、確定申告書や青色申告決算書を自動で作成する機能が搭載されています。

主な機能は以下の通りです。

  • 銀行口座やカードを登録すると、取引明細を自動取得します
  • 自動取得した取引明細に対応する勘定科目を自動で提案
  • 登録した仕訳を学習して、自動提案する勘定科目の精度が向上
  • 確定申告書B、青色申告決算書を自動作成
  • e-Taxにも対応しているため、管理画面から確定申告に必要な書類を送信して申請を終える事ができます
  • レポート機能
  • 仕訳に「部門」を設定することで複数の事業を分けて仕訳できる
  • 勘定科目を任意で設定できる
  • 取引先を登録し、仕訳に適用させることができる(これにより、売り上げレポートなどを取引先別に分類できる)

銀行口座やクレジットカード連携で取得された取引は、マネーフォワードに取り込む際に、勘定科目などを手動で適用すると、次回以降は、類似・同様の取引に同じ内容が適用されます
これにより、少しずつ仕訳の手間が減っていきます。

マネーフォワード クラウドは、現状は農業所得の青色申告決算書(白色申告の収支内訳表)には対応していません。自身で勘定科目を設定できるため、農業所得の仕訳は登録できますが、その振替伝票から農業所得の青色申告決算書や確定申告書を作成することができませんので、注意が必要です。

クラウド請求書とできること

クラウド請求書は、見積書や納品書、請求書を作成できるサービスです。

クラウド確定申告の仕訳と連携していて、経理業務が効率的に行えます。

主な機能は以下の通りです。

  • 見積書 / 納品書 / 請求書 / 領収書 の発行
  • 作成した見積書を納品書、請求書、領収書に変換
  • 定期発行で毎月自動作成
  • テンプレートの切り替え・設定
  • ロゴ / 印影の登録
  • PDF出力とダウンロード
  • 取引先の自動入力
  • 品目の自動入力
  • 管理画面からメール送付
  • 入金ステータスなどのステータス管理
  • 未入金アラート

作成した請求書情報はクラウド確定申告の仕訳にも連携され、売掛金として登録できます。

クラウド経費でできること

クラウド経費は、経費精算のためのサービスで、経費の申請や承認、領収書の保管などが行えます。

主な機能は以下の通りです。

申請者・承認者向けの機能

  • 自身で連携したクレジットカードや電子マネーなどの明細から経費をそのまま登録
  • 新幹線・飛行機・ホテルなど様々な交通サービスと連携し、領収書データを自動で収集
  • 領収証やレシートをスマホで撮影すると、OCRまたはオペレーター入力でレシート画像から日付、金額、支払先をデータ化
  • 申請・承認がアプリで完結

経理担当者向けの機能

  • 申請された経費データと添付された領収証をオンラインでチェック
  • 会議費接待費の出席者や、領収証の添付、重複がないかなどの条件によってエラー、アラートを表示
  • 従業員や部門、費目ごとに毎月の経費利用額をグラフで確認

個人で利用する場合は「クラウド確定申告」の仕訳で直接経費を登録できますが、この「クラウド経費」を利用すると、レシートや領収書をスマホアプリで撮影すると、内容を読み取って仕訳してくれる機能が利用できるので、効率的に仕訳が行えます。

ちなみに、企業向けサービスの特徴として以下のような機能もあります。

  • 会計ソフトとPOSレジ連携で、売上状況を確認できる
  • 問税理士とUSBや紙でやりとりすることなく、オンライン上でスムーズに会計状況を確認してもらえる
  • 決算書自動作成機能: 損益計算書、貸借対照表の自動作成に対応。試算表の自動作成も。

クラウドBoxとできること

クラウドBoxは、電子帳簿保存法(電子取引区分)に必要な機能が揃った、容量・利用人数は無制限のストレージサービスです。

主な機能は以下の通りです。

  • 電子で受領したデータを制限なく保管可能
  • 「取引先名」「日付」「金額」などの情報を合わせて保存し、検索できます。
  • OCRにも対応予定。

料金プラン

個人向けマネーフォワード クラウドの料金プランは、以下の通りです。
無料トライアルもあります。

最新の情報は公式サイトをご覧ください。

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パーソナルミニパーソナルパーソナルプラス
プラン概要副業などで確定申告をする必要のある方自営業、個人事業主として確定申告をする必要のある方確定申告の操作が不安で電話サポートを受けたい方
料金¥800 /月980/月¥2,980 /月
料金備考年額プラン
(月額プラン980円/月)
年額プラン
(月額プラン1,280円/月)
年額プラン
(月額プランなし)
機能抜粋消費税集計機能
全てのレポート機能
口座残高照会および帳簿残高との突合
取引先の登録数無制限
…etc
電話サポートに対応

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この記事を書いた人

清水公太
ウェブ制作者・農家
雑誌・動画・ウェブの制作、広告販売、販促支援など、様々な業種業界を経験してきました。
現在は、雑多制作の屋号でウェブや動画制作、販売促進支援、農業などに従事しています。
このサイトでは、制作や業務改善に取り組む中で利用したり、発見したりした便利なサービスを紹介しています。
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