Pocket(ポケット)とは
こんにちは。
今回はウェブクリッパーとして有名なPocketを紹介します。
ウェブ上の記事を保存できて、ハイライトもできて、スマホで聴けるというサービスです。共有も簡単です。
基本情報
プロダクト名 | Pocket(ポケット) |
運営企業 | Mozilla Corporation |
公式サイト | https://getpocket.com/ja/ |
サービス提供開始年 | 2007 |
無料プラン | あり |
概要
Pocketはウェブ上の記事を保存して整理でき、簡単に共有できるサービスです。
単純に記事を保存できるだけではなく、記事内の気になる箇所をハイライトできたり、ハイライトした箇所を共有できたり(もちろん記事全体も共有可能)できて、スマートフォンアプリでは記事を聴く事もできます。
サービスは2007年にリリースされました。
この時代は、ウェブページをクリップするサービスがちらほらと出始めた頃という印象です。Evernoteもこういったウェブクリッパーとしての使われ方もしていた(している)と思います。
Evernoteに関してはこちらをご覧ください。
Evernote – メモアプリの超老舗
https://productivego.space/about-evernote
現在はブラウザの拡張機能で記事をクリップできますが、当時このようなサービスはブックマークレットと言う、JavaScriptの小さなプログラムを利用していたのも懐かしいです。
このようなブックマークサービスは消えていったものも多いのですが、Pocketはブックマークサービスの戦国時代を生き抜き、現在も多くのユーザーに利用されているサービスです。
成長期には、2011年に250万米ドル、2012年に500万米ドルの資金を調達しています。
2017年には、ウェブブラウザのFirefoxを開発しているMozilla Corporationによって買収され、同社が提供するブラウザの機能として統合されました。ですので、FirefoxにはデフォルトでPocketへの保存機能が搭載されています。
Googleトレンドの動向
一応、Googleトレンドの動きを掲載しますが、Pocketという単語自体が広い意味を持つため参考にはならないかもしれません…。
日本
世界
拡張機能やアプリを使おう
Pocketは、Chromeの拡張機能やスマートフォンアプリを提供しています。これらをインストールすると簡単にPocketの機能にアクセスできます。
できること
概要
- ウェブページの保存(URLのブックマークだけではなく、ページそのものを抽出してPocketに保存可能)
- 保存したページにタグを付与して分類
- 保存したページの気になる文章をハイライト(マーカーで線を引ける)
- 保存した記事やハイライトを共有できる
- スマホアプリでは保存した記事を聴ける
ウェブサイトのブックマークとカテゴライズ
保存した記事にはタグを付与できたり、Collection(コレクション)という任意のグループを作成して分類することができます。
記事にハイライトを付けたり共有できる(動画あり)
Pocketの便利な機能が、保存した記事に、自分でハイライトを付けられる事です。文章にマーキングができます。
そして、保存したハイライトの一覧を確認して、該当箇所に移動したり、ハイライトを他人に共有することもできます。
Pocketでは、保存された記事は基本的にテキスト情報として保存されます。そして、保存されたテキストに対して、ハイライトができる、という事ができます。
オリジナルの記事には「View Original」リンクをクリックすることでアクセスできます。
以下のような感じで、テキストにハイライトできて、それらを共有する事ができます。
記事の読み上げ機能でスマホで記事を聴ける(動画あり)
Pocketのもう一つ嬉しい機能が保存した記事の読み上げ機能です。
これはスマートフォンアプリで利用可能です。
英語の記事は違和感なく聴く事ができますし、日本語の記事でもそこまで発音に抵抗を感じず聴く事ができるので、便利です。
しかも、スマホをロックしてもバックグラウンドで読み上げてくれます。
読み上げ速度も変更可能です。
記事の読み上げ機能は、ヘッドホンアイコンをクリックすると開始されます。
関心のありそうな記事が表示される
PocketにはDiscoverというタブがあり、そこに自分が関心のありそうな記事が表示されます。ただ、この機能は恐らく英語のみ対応しているのと、あまり自身の関心度に近い記事が表示されない気がするので、今後に期待です。
ニュースアプリとして利用できるほどの記事表示精度になれば嬉しいのですが…。
記事がテキスト情報として保存されない事もある
基本的に、Pocketでは保存した記事はオリジナルの記事とは別に、Pocket専用のテキスト情報として保存されます。このテキスト情報に対してハイライトができたり、読み上げ機能が利用できたりします。
ですが、オリジナルの記事へのリンクだけが保存される場合があります。
これは、Pocketがそのページを記事として認識していない場合に発生するようです。
例えば保存したいページがホームページ(トップページ)であったり、PDFであったり、プログラムが干渉していたり。そんな場合がこれに該当するようです。
私の使い方
実際の所、ウェブ上の記事を保存するという目的では、現在ではClickUpやNotionがメインになりつつあります。
ですが、昔は気になった記事は片っ端からEvernoteやPocketに保存していました。
ただ、Pocketに読み上げ機能とハイライト機能が搭載されてからは、もう一度効果的な使い方を考えてみたいなと思っています。特に読み上げ機能はかなり便利だと思っています。
TwitterもPocketのAPIを使用しているらしい
これは知りませんでした。
2015年9月時点で[11]ユーザー数は1700万人、保存記事数も1億に達している[12]。Flipboard、Google Currents、TwitterなどいくつかのアプリケーションはPocketのAPIを使用している[3]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Pocket_(%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9)
料金プラン
Pocketは無料で利用できますが、有料版も提供されています。
今のところ無料版でも機能的には十分かなと思いますが、大規模なレポート作成のためのリサーチ目的では、ハイライト機能が便利なので、リサーチのための機能が充実したら有料版もありなのかなと思いました。
最新の情報は公式サイトをご確認してください。
無料アカウント | 年会員 | 月会員 | |
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プラン概要 | 保存、閲覧、視聴 | 保存、閲覧、視聴 コンテンツを永久に保存できるライブラリ おすすめタグ 全文検索 無制限のハイライト Premium 専用フォント | 保存、閲覧、視聴 コンテンツを永久に保存できるライブラリ おすすめタグ 全文検索 無制限のハイライト Premium 専用フォント |
料金 | $0 | $44.99/年 | $4.99/月 |
料金備考 |