Notion – 複数のツールをひとつに置き換えられる懐の広いWork OS

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Notionとは

こんにちは、ウェブディレクターの清水です。

今回はドキュメント作成ツールであり、プロジェクト管理やサイト制作としても活用できるNotionをご紹介します。

既に愛用者が多いかと思いますが、とても便利なツールなので、知らない方のために記事にしました。

Notionの基本情報

プロダクト名Notion(ノーション)
運営企業Notion Labs Inc.
公式サイトhttps://www.notion.so/ja-jp/product
プロダクト提供開始年2016
無料プランあり

Notionはドキュメント作成と管理、さらにはプロジェクトやタスク管理、ドキュメントやタスクにおけるコラボレーションまで実現できるオールインワン・ワークスペースです。

日本語対応もされており、業務に採用する日本企業も増えてきています

プロジェクト管理やタスク管理も行えるのですが、ドキュメント作成・管理ツールとしてだけでも利用の価値ありの素晴らしいプロダクトです。

デスクトップブラウザやモバイルブラウザとの連携や、拡張機能も提供されていて、閲覧しているサイトをクリップして集約する事もできます

これは、EvernoteやPocketといったプロダクトのような機能です。

また、簡単にウェブページが作れたり、企画書やマニュアルと作れたりと、資料や内々の情報共有サイトとしても重宝します。

Notionは2021年にAutomate.ioというスタートアップを買収し、ワークフローの自動化にも注力しはじめました

同年10月には2億7500万ドルの資金調達に成功し、企業価値は100億ドルと評価されました。今後ますます成長するであろうサービスです。

Notionでできること

  • ページの作成
  • ブロックの利用 : ページを構成する部品で、見出し、テキスト、表、埋め込みコンテンツ、ToDoアイテム、画像など、様々なブロックが容易されています。
  • ファイルのアップロード
  • バージョン管理
  • リアルタイムコラボレーション
  • ページのリンク共有
  • データベース機能と様々な表示形式 : テーブル表示、リスト表示、カレンダー表示、カンバン表示、ギャラリー表示、タイムライン表示
  • ドキュメントのエクスポート(PDF、マークダウン等)

マークダウン記法がサポートされており、ドキュメントの作成は非常にスピーディに行えます。
企画書や社内資料、製品マニュアルなどの作成が驚くほど簡単に行えます。

一見するとドキュメント作成と管理ツールなのですが、データベース機能があることで、以下に挙げるようなあらゆる用途に対応することができます。
また、目的別のテンプレートも用意されています。

  • ロードマップ
  • Wiki
  • 企画書
  • タスク管理
  • プロジェクト管理
  • 議事録
  • ランディングページ
  • ドキュメント
  • ブランドアセット管理(デジタル資産管理)
  • コンテンツ制作計画
  • CRM
  • FAQ

実のところ、私はNotionをウェブページのクリップとWikiを始めとしたドキュメント管理ツールとして利用してきました。

タスク管理・プロジェクト管理に関しては、2014年あたりからはAsanaを利用し続けてきた事もあり、Notionでタスク管理・プロジェクト管理ができると知った後も、Asanaから離れることができずに、このような使い方を試さずにいました。
加えて、「本当にNotionでタスク管理やプロジェクト管理ができるのか」と懐疑的であったのも理由のひとつです。

ただ、この後、実例を紹介しますが、すごいです。

目的に応じたドキュメント作成とデータ管理

公式サイトにはユーザー事例が紹介されていて、どのような使い方ができるのか、参考になります。
日本国内の企業の実例を見られるのも、嬉しいですね。

出典: 「Notion (ノーション) – すべてのチームをひとつのワークスペースで」(Notion公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/product
出典: 「グローバル展開するSmartNewsが実現するデジタルオフィスでの働きかた」(Notion公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/customers/jpsmartnews
出典: 「情報の文脈も表現できる”書きたくなる”ツールが、サイバーエージェントのアウトプットを広げる」(Notion公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/customers/cyberagent
出典: 「開発もマネジメントもNotionで」(Notion公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/customers/sompo-light-vortex-jp

ワークフローの自動化

Zapierなどの複数のアプリを連携させて自動化するサービスを利用すると、「Notionでの行動をトリガーに、別の行動を実行する」といった自動化プログラムを作成できます。

出典: 「インテグレーション – Notion (ノーション)」(Notion公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/integrations

自動化アプリを利用しないでも、データ(プロパティ)の値が条件に合致したら、特定のデータを操作したり、Slackで通知するといった、自動化機能「データベースオートメーション」も提供されています。

データベースオートメーションについては、以下の記事をご覧ください。

用途に応じたテンプレート

Notionの魅力のひとつが、豊富なテンプレートです。
目的にあったテンプレートを選ぶ事で、デザインされたドキュメント、目的にあったデータ形式のドキュメントが作成できます。

多くのプロジェクト管理・タスク管理ツールでは、このようにテンプレートを用意している事が一般的ですが、中々実際の作業で使うには、そこからさらにカスタマイズが必要だったり、実情とかけ離れていたりという事も多いものです。

その点、Notionのテンプレートは、そのまま、あるいは少しのカスタマイズで使い始められるものが多い印象があります。

テンプレートは公式サイト内の「テンプレートギャラリー」で閲覧できるほか、Notion内で新たにドキュメントを作成する際にも参照できます。

これらのテンプレートを眺めるだけでも、Notionで何ができるか?の理解が深まります。
「プロジェクト管理」「デザインアセットの管理」「スケジュール管理」など、様々なテンプレートが用意されています。

出典: 「テンプレートギャラリー」(Notion公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/templates

アプリ連携

様々なアプリと連携し、業務の効率化が図れます。
以下は、連携できるアプリの一部です。

出典: 「インテグレーション – Notion (ノーション)」(Noton公式サイト)
https://www.notion.so/ja-jp/integrations/all

動作が軽い!

忘れていけないのが、Notionの動作の軽快さ。サクサク動いて、ストレスフリーです。

料金プラン

まずは個人で無料版を使って使用感を確かめ、チームでタスク管理なども行う際は有料版にアップグレードするのが良いかと思います。

Notionをチームの中心に据えて使用するなら無料版だと心もとないと思います。

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この記事を書いた人

清水公太
ウェブ制作者・農家
雑誌・動画・ウェブの制作、広告販売、販促支援など、様々な業種業界を経験してきました。
現在は、雑多制作の屋号でウェブや動画制作、販売促進支援、農業などに従事しています。
このサイトでは、制作や業務改善に取り組む中で利用したり、発見したりした便利なサービスを紹介しています。
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