monday.comとは
こんにちは、ウェブディレクターの清水公太です。
この記事では、プロジェクト管理ツールのmonday.com(マンデードットコム)をご紹介します。
別記事でご紹介したClickUp同様、幅広い用途に対応した高機能なツールで、しかも日本語に対応しています。
優しい印象のUIやマイクロアニメーションも特徴的です。
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
monday.comの基本情報
プロダクト名 | monday.com(マンデイドットコム) |
運営企業 | monday.com |
公式サイト | https://monday.com/ |
公式サイト(日本) | https://monday.com/lang/ja/ |
プロダクト提供開始年 | 2014 |
無料プラン | あり |
monday.comはイスラエル発のWork OSで2014年にスタートしました。2019年7月には19億ドルの評価額に基づき1億5000万ドルを調達しています。
monday.comは自身のプロダクトを「Work OS(Work Operating System)」と表現していて、あらゆる業務の基幹システムを提供しようとしています。
基幹となる製品は以下の3つです。
- monday work management : タスク管理・プロジェクト管理に特化
- monday sales CRM : 営業管理に特化
- monday dev : アジャイルによるソフトウェア開発に特化
それぞれ独立した製品ですが、複数を連携させて使う事もできます。
例えば、次の画像のように、work managementのスペースにCRMで管理しているアイテムを読み込む事もできます。
一番直感的に触れて始めやすいのはwork managementだと思いますので、これの無料プランを触ってみて「顧客管理も一緒に行いたい」と、物足りなさを感じてからsales CRMを追加するのでも良いかと思います。
プロジェクト管理ツールの今
近年のクラウドベースのプロジェクト管理ツールの多くが、プロジェクト管理の枠を超えてWork OSを目指していて、群雄割拠な状態とも言えます。
ASANAもClickUpもWrikeもドキュメント管理が出来たり、自動化の機能が搭載され、タスク管理だけではなく、例えば資料の管理、人事の管理、営業管理といった使い方もできるようになってきました。
これらのツールは、1つのツール内で、あらゆる業務に対応させる柔軟さを持っている一方で、monday.comは、製品を分けているのが特徴です。HubSpotも同様に、用途に特化した製品を複数提供していて、同時に連携させて使用できるという仕様になっています。
従来のプロジェクト管理・タスク管理ツールから、生産性向上のためのアプリケーションを自作できるノーコード・ローコードツールになってきているのが、特徴です。
それぞれのツールが、どのように違いを打ち出していくのか、動向が気になります。
monday.comでできること
概要
多くのプロジェクト管理ツールでできる事は一通り提供されており、さらにプロジェクト管理ツールにはない機能も備わっています。
- プロジェクト作成
- タスク作成
- タスクに対して様々な情報を付与 : ステータス、担当者、数値、期日、進捗度…etc
- 他のプロジェクトからのデータ連携
- ガントチャート表示
- かんばん表示
- 自動採番
- 自動化
- ドキュメント作成
- 進捗状況のレポート(チャート表示)
- 様々なアプリとの連携
- 業種・業態に応じたプロジェクト管理が行えるテンプレートの利用
monday.comでは、アイデア次第で、以下のように様々な業種で生産性向上が図れます。
- デザイン制作
- 映像制作
- ソフトウェア開発
- マーケティング計画・活動
- CRM
- 人事
- コンテンツ制作とスケジュール管理
- スクラム開発
- サポートデスク
- デジタル資産の管理
マイクロアニメーションが心地よい
monday.comでは、アプリ内に小さなアニメーションが点在しています。
常時表示される場合もあれば、タスクを完了した際など、何かアクションを行った際に表示されるものもあります。
かわいらしいテイストで、見ていてほっこりします。
動作が軽い
他のプロジェクト管理・タスク管理ツールに比べて、動作が軽量で、操作に対する反応にラグが発生する事が少ないです。ほかのツールの中でも一番軽量なのでは?と思います。
豊富なテンプレート
プロジェクトの初期設定に便利なテンプレートがたくさん用意されています。
英語のものもありますが日本語のテンプレートも多いので、プロジェクトのセットアップに役立つのと、「こんな使い方ができるのか」という勉強にもなります。
好みの項目を追加可能
タスクを含めた項目管理の基本はリスト表示(表形式の表示形態)です。
この際、管理をしやすくするために項目を追加したくなることがあります。
例えば、人事管理をしているが夏季休暇を記録する項目が無いので追加したいとします。そんな時でも、期間を扱うのに適した項目が用意されています。
追加するのも、Excelで行を追加する感覚で追加できます。
以下の動画では、人員管理表に、「夏季休暇」のカラムを追加する様子を収録しています。
カラムの種類も豊富に用意されています。
様々な形式で表示可能
アイテムの表示形式も様々です。
リスト表示
ガントチャート表示
タイムライン表示
カスタマイズ可能なダッシュボード
他のアプリとの連携
よく使うサードパーティー製のアプリとも連携可能なので、より作業効率向上が見込めます。
自動化機能
monday.com内の作業を自動化する仕組みも用意されています。プリセットから選んでそのまま使ったり、カスタマイズしたり。あるいはゼロから自分好みの自動化を作成する事もできます。
機能が豊富ではありますが、非常にわかりやすいUI設計で、使いやすいです。
「あれもできるかも?」と、あれこれ考えるのが楽しくなりそうなサービスです。
ここまでで説明したのは、monday.com work managementの機能です。これだけでも十分生産性向上が図れそうではないでしょうか?
顧客管理・営業管理も強化したいという組織の方は、monday.com sales CRMの機能もチェックしてみてください。
無料プランがあるので、まずは触ってみるのが一番かと思います。
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)