Dropbox(ドロップボックス)とは
今回紹介するのは、Dropboxです。
メジャーなオンラインストレージと言えば、GoogleドライブやOneDrive、Dropbox、Boxなどが想起されるかもしれませんが、Dropboxはこれらのストレージサービスの中でも先輩にあたるのではないかなと思います。
GoogleドライブやOneDriveはDropboxの後発サービスでした。確か。
サービス開始年を調べると、2008年。
私がDropboxに触れたのは、2011年前後だったような気がしますが、当時は、ファイルが自動的にバックアップされるという事や、どこでも見られるという事が衝撃だった記憶があります。
Dropboxの好きな点
私がDropboxが好きな点は、最近はDropbox Captureという機能です。
これは、PCのスクリーンショットや録画ができて、 簡単にシェアできる機能です。
スクリーンショットの場合は画像に文字や矢印などを追加できて、録画動画は簡単に不要な箇所をカットできたり、話者のキャプチャ(ウェブカメラでの録画)ができたりします。
常駐アプリとして登録できるのも嬉しいポイントです。
また、Paperという、Notionのような(Notionの方が後発サービスですが)マークダウン記法をサポートしたドキュメントサービスも便利です。
Dropboxの基本情報
プロダクト名 | Dropbox(ドロップボックス) |
運営企業 | Dropbox, Inc. |
公式サイト | https://www.dropbox.com/ |
プロダクト提供開始年 | 2008 |
無料プラン | あり |
価格 | ¥1,200/月~ |
最新の価格は公式サイトをご確認ください。
概要
Dropbox(ドロップボックス)は、米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くDropbox, Inc.が運営する、クラウドストレージ、ファイル同期を提供するクラウドサービスである。
Dropboxは2007年にMITの学生であるDrew HoustonとArash Ferdowsiによって、シードアクセラレーターのYコンビネーターから最初の資金を得て、スタートアップ企業として設立されました。
Dropboxは数あるオンラインストレージサービスのパイオニア的なサービスで、サービス開始以来、安定的にユーザー数を獲得し、また、様々な機能が追加実装されて続けています。
Notionのようなドキュメント作成ツール「Dropbox Paper」やスクリーンショット・録画機能の「Dropbox Capture」も搭載されています。
無料でも2GBの容量を利用できます。
できること
概要
- ファイルの保存とアクセスがあらゆるデバイスで可能
- ファイルのバージョンを保存し、ファイルの復元が可能
- 外部ユーザーとの共有機能
- 特定のユーザーとの共有機能
- Dropbox Paper(Notionのようなドキュメント作成機能)
- アクセス権限
- 二段階認証
ファイルの共有
ウェブブラウザやデスクトップ、スマートフォンアプリから簡単にファイルやフォルダの共有リンクを取得できます。
また、ファイルは特定の人のみと共有したり、リンクを知っている人全員と共有したりと、範囲も設定できます。
有料プランではファイルの共有期限やダウンロード防止設定もできます。
コラボレーション可能なドキュメント作成機能『Paper』と通知機能
Notionのようなドキュメント作成ツール「Paper」が搭載されていて、Dropbboxを離れずにドキュメントが作成できます。
Paperは複数人でファイル同一ファイルを編集が可能で、チャット形式で会話もできます。
何かアクションがあると、各種アプリやブラウザにプッシュ通知が届きます。
Dropbboxの画面にも通知が届きます。
このPaperは、数は少ないですが、テンプレートも用意されています。
また、Paper以外の通常のファイルでもコメントで意見交換などを行えます。
類似サービスであるBoxでも同様に、Box Notesというドキュメント作成機能が用意されています。
バージョン管理と復元
ファイルは自動的にバージョン管理され、30日間~の履歴を確認し、必要に応じて任意のバージョンに復元もできます。
ほかにも様々な便利な機能が提供されています。
コンテクストメニューからアクセス可能
Dropboxはコンテクストメニューからメニューにアクセスができます。ファイルを右クリックするとDropboxメニューが表示されるので、素早く共有リンクを作成したり、バージョンを確認できたりします。
Dropbox Capture: スクリーンショットや画面録画の作成・共有
最近登場した機能でDropbox Captureというものがあります。これは、スクリーンショットや画面の録画を簡単に作成・編集・共有できる機能です。
作成したスクリーンショットには、文字やシェイプなどを追加して情報を補足できます。また、画面操作を録画した動画はトリミングもできます。
このDropbox Captureは、Dropboxとは独立して常駐アプリとして待機しているため、アプリの起動が早いのが嬉しいポイントです。さらに、作成した画像・動画の共有リンクが自動的に作成されるため、アプリの起動から共有までがとてもスムーズで、非常に気に入っています。
チームメンバーやお客様、カスタマーサポートなど、あらゆる方とのコミュニケーションを円滑に進めるツールとして、私にとってDropbox Captureはなくてはならない存在です。
実際に使用している様子を動画に収めましたので、参考にしてみてください。
料金と無料版の制限
Dropboxは無料プランも用意されていますので、とりあえずはこちらで十分かと思います。
ただ、ストレージの容量は2GBです。あまりたくさんは保存できないので、サブストレージ的に利用するのが良いかなと思います。
余談ですが、昔は、お友達紹介キャンペーンのようなものがあって、自分のDropboxアカウント経由で誰かがDropboxアカウントを作成するとストレージ容量が増えたので、友達はもちろんのこと、自分の持っているメールアドレスに片っ端から紹介メールを送って容量を増やした記憶があります。
また、無料プランの場合は、同時にアカウントに接続できるデバイスが3台までです。ですので、PC、スマホ、タブレットでそれぞれログイン可能です。無制限でログインしたい場合は有料版を検討しましょう。
有料プランは複数用意されていますが、一番下のプランでも保存容量が一気に2TBに増えます(2024-12-01時点)。
ほかにも、ファイルのパスワード保護や、バージョン管理日数の増加、チームの管理に適した機能など、仕事で利用するのに有用な機能が使えるようになります。
ちなみに、ログイン時の二要素認証は無料プランでも利用可能です。
最新の情報は、公式サイトの料金ページをご覧ください。