Redmineとは
こんにちは、ウェブディレクターの清水公太です。
この記事では、プロジェクト管理ツールの老舗、Redmine(レッドマイン)についてご紹介します。
オープンソースですが、クラウド型の有料版を提供している企業もあるようです。
Redmineの基本情報
プロダクト名 | Redmine(レッドマイン) |
開発者 | Jean-Philippe Lang(オープンソース) |
公式サイト | https://www.redmine.org/projects/redmine |
日本サイト | https://redmine.jp/ |
プロダクト提供開始年 | 2006 |
無料プラン | 無料(オープンソース) |
Redmineは、無料で利用できるオープンソースのプロジェクト管理および課題追跡ツールです。
プロジェクト管理ツールとしては、老舗ツールとも言え、国内の大企業でも利用されている、歴史あるプロダクトです。
公式サイトに掲載されているプロダクトのChangelogを見ると、v0.1.0 (2006-06-25)
と書かれています。15年以上、利用され続けているというのは凄いことですね。
Redmineでは、複数のプロジェクトと、それに関連するサブプロジェクトを管理することができます。
プロジェクトごとのWikiやフォーラム、タイムトラッキング、そしてアクセス権限を振り分ける権限機能が搭載されています。
また、カレンダーやガントチャートにより、プロジェクトとその期限を視覚的に表現することができます。
オープンソースであるため、無料で利用できる事に加え、エンジニアがいれば自由にカスタマイズすることができるのが特徴です。
日本では、ファーエンドテクノロジー株式会社が提供する「My Redmine」というクラウドサービスも利用することができます。
老舗であるがゆえに、コミュニティも多くのメンバーがいて、交流が行われているのもポイントです。
また、バージョン管理システムと連携しており、SVNやGitの履歴などが確認できるのも特徴的です。
Redmineでできること
タスク管理(チケット管理)
Redmineでは、タスクをチケットという概念で管理します。
チケット制という管理方法は、国内外問わず様々なユーザーサポートの世界でも利用されています。
チケットには、担当者や開始日、締め切り日、進捗のステータス、進捗度を設定できます。
また、チケット同士に関連を持たせたり、親子関係を持たせたりもできます。
チケットの配下で、ユーザーがコメントしあう事も可能です。
プロジェクト管理
ガントチャート
チケットに登録された情報を元に、自動でガントチャートが作成されます。
チャート上にはタスク同士の関連性や進捗状況なども可視化されます。
この見た目が「ガントチャートの王道」と感じる方も多いのではないでしょうか。
カレンダー
ガントチャート同様に、チケットに基づいたカレンダー表示も可能です。
アクセスコントロール(ロール機能)
メンバーに対して、アクセス権限を付与できます。
この権限は細かく指定でき、同一メンバーに対して、1プロジェクト内で複数の権限を与える事も可能です。
Wiki(ドキュメント機能)
Wikiの作成(マニュアルなどの資料作成)が可能です。
ニュース機能
メンバーに対してお知らせを配信する機能があります。
プロジェクトの概要ページに表示されるので、プロジェクト内のメンバー全員にお知らせを周知する際に利用できます。
クラウド版
レッドマインはオープンソースがゆえに、自分たちでインストールやバージョンアップ、メンテナンスが機能改善を行う必要がありますが、それらをベンダーにお任せできるクラウド版があります。
これは日本に拠点を置くファーエンドテクノロジー株式会社によって提供されています。
以下、公式サイトより引用。
My Redmineはプロジェクト管理のオープンソースソフトウェア「Redmine」をクラウドで利用できるサービス(SaaS)です。課題やタスクを登録し、チーム全体でプロジェクトの進捗を把握。情報は社内やお取引先と共有できます。プロジェクト管理、課題管理、お問い合わせ管理などさまざまな用途で利用されています。
出典: 「運用不要のクラウド版Redmine「My Redmine」」(My Redmine公式サイト)
https://hosting.redmine.jp/
拡張機能
RedmineはWordpressのようにオープンソースのため、サードパーティーによる拡張機能(プラグイン)が配布・販売されています。
拡張機能の提供サイトのひとつに「RedminUp」があります。豊富な機能、時代に合った機能が提供されていますので、便利な機能を追加したいという場合は、一度チェックしてみてください。