DeepL翻訳とは
基本情報
プロダクト名 | DeepL翻訳 |
運営企業 | DeepL SE |
公式サイト | https://www.deepl.com/translator |
プロダクト提供開始年 | 2017 |
無料プラン | あり |
概要

DeepL翻訳は2017年に提供が開始されたニューラル機械翻訳サービス(後述)です。
当初はヨーロッパの7つの言語間の翻訳を提供していましたが、徐々にその数を増やし続け26言語、650の言語間の翻訳をサポートするようになりました。
開発はドイツのケルンにあるDeepl SEです。
DeepL翻訳のサービスは、ウェブブラウザ、デスクトップアプリケーション、スマートフォンアプリケーションのそれぞれで利用できます。
無料版も用意されているため、気軽に試すことができます。
日本語→英語翻訳も重宝しますが、英語→日本語翻訳でも自然な翻訳になるため、便利です。
もちろん、100%正しい訳になるわけではありませんが、非常に精度は高いです。
技術的なお話になりますが、DeepLはAPIを提供しているため、他のプロダクトにDeepLの機能を組み込むことができます。
先程ニューラル機械翻訳という単語が出てきましたが、Wikipediaを引用すると以下のような翻訳のようです。
ニューラル機械翻訳(ニューラルきかいほんやく、英: neural machine translation、NMT)は、人工ニューラルネットワークを使用して単語の並びの尤度(ゆうど、確からしさ)を予測する機械翻訳へのアプローチであり、通常は単一の統合モデルで文全体をモデル化する。
Source : ニューラル機械翻訳 – Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%AB%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E7%BF%BB%E8%A8%B3)
ニューラル機械翻訳とは別の手法に統計的機械翻訳(Statistical Machine Translation)というものがあるようですが、ニューラル機械翻訳の特徴としては文脈を理解した翻訳ができること、自己学習能力があることのようです。
文脈が理解できるという点では、長文が不自然になりにくいという利点や、言語・文化ごとのニュアンスも読み取れるという事なのかなと思います。
ひと昔(2015年くらい?)まではGoogle翻訳も日本語の翻訳が弱いという印象がありましたが、最近は、かなり改善され、DeepLとも変わらない精度があるように思えますが、DeepLは、もう一歩先を走っているような印象です。
あくまで、日本語と英語間の翻訳に関してですが。
ChatGPTの翻訳も精度は高いですので、ここ最近は何を選ぶかは難しい所ですね。
Googleトレンドの動向
日本

世界

できること・特徴
無料版の主な機能や特徴
- 最大
5,000文字1,500文字 の翻訳 (以前に比べて減ったようです) - 1か月に3ファイルまで翻訳(編集不可)
- 用語集の用語ペア数 最大10個
用語集とは、自分で言語Aと言語Bの訳を登録できる機能です。

デスクトップアプリケーション

DeepLはWindowsやmacOS向けにデスクトップアプリケーションを提供しています。
インストールすると、あらゆるテキストを選択して、Ctrl+C+C (Ctlを押しながらCを2回押下)
を押すと、パネルがポップアップされて翻訳が表示されます。
アプリをインストールしていれば、ウェブブラウザのテキストはもちろん、あらゆるアプリケーションのテキストを翻訳できます。例えば、WordやPowerPoint、Excelの文字の翻訳も簡単にできます。
次の画像は、Excelのセル内の文字を選択して Ctrl+C+C
を押下した際の画面です。Excel上にDeepLの翻訳パネルが表示されます(Excelの資料は、保健所が提供している加工場の資料です)。

モバイルアプリケーション
iOSやAndroidといったスマートフォン向けにもアプリを提供しています。

スマートフォンアプリでは、入力した文章が下のパネルに翻訳されます。
翻訳された文章をシェアすることもできます。
最新情報は公式サイトからご確認ください。
